糸のフェイスリフトとは、専用に開発された特殊な医療用の糸を皮膚の内側(真皮層や皮下組織など)に挿入し、フェイスリフト手術で得られる効果を「切らずに」実現するための美容外科治療です。
効果が得られるメカニズムには大きく分けて「直接効果」と「修復効果」2つの効果があります。
糸には優れた伸縮性があり、皮膚の内側に挿入された糸が収縮し皮膚を牽引。たるみを改善します。これが、「直接効果」です。
糸のフェイスリフトと聞くと「直接効果」だけと思われがちですが、もう一つの「修復効果」が糸によるフェイスリフトの効果を一層高める役割を担っています。
「修復効果」とは、簡単に説明すると、擦り傷などが治る過程で表れる「引き締まる」症状と同様の効果によるものとお考えいただくとわかりやすいかもしれません。
糸の挿入の刺激によって損傷を受けた皮膚内側の組織が修復する際に「コラーゲン」や「エラスティン」といったお肌に有用な成分が多く作り出され、皮膚の弾力アップや引き締まり効果が得られます。
長澤院長はフェイスリフト手術を数多く行ってきた専門医。スレッドスーチャー・リフトは「フェイスリフト手術」の技術から生まれた糸のフェイスリフト術です。
既存の糸のフェイスリフトに改良を重ね確立した長澤院長オリジナルの独自技術です。
糸のフェイスリフトは糸を挿入するだけの手軽な手術ゆえに、どんな医師が行っても大差ないように思われがちですが、糸を挿入する「単純」な治療だからこそ技術の差が歴然と生じるものです。
厚さ3ミリにも満たない皮膚の内側の効果的な「層」に均一に的確に糸を挿入しなければ糸の性能ににあった効果は得られず、繊細な技術と経験が求められます。
しわの出現する方向は一般的には表情筋の伸縮にほぼ直角に生じますが、皮膚の「タルミ=たわみ」は異なった筋膜同士が隣接する場所に生じます。
しわとタルミは似ているようで性質が異なるため、効果的な治療方法も異なることが多くなります。
スレッドスーチャー・リフトはこれらの症状を効率良く的確に改善するため、特徴の異なる糸を併用し皮膚の内側に「立体的」に効果的な方向へ糸を挿入し、治療効果を最大限に引き出しています。
その方の表情の癖や左右差などによっても刻まれるしわやタルミの状態は異なりますので、デザインも症状に合わせて行う必要があります。
加齢とともに、お肌自体も緩み、シワ・タルミの原因となりますが、その「おおもと」は、皮膚の下の表情をつかさどる「SMAS筋膜」の緩みです。
「SMAS筋膜」とは、いわば、お肌をサポートする「スプリング」のようなものです。緩むと、皮膚を支える力が弱くなり、重力に耐えられず伸びてしまいます。「SMAS筋膜」が緩むと皮膚のタルミをより加速させることになります。
長澤院長が行う糸のフェイスリフト「スレッドスーチャー・リフト」では、SMAS筋膜「表情筋膜」により近い層に的確に均一に挿入し、タルミの元をしっかりと引き上げます。
糸のフェイスリフト治療の一般的な治療時間は平均して30分程度ですが、長澤院長は平均10分程度と驚くほど短い時間で終了します。
長澤院長は、長年の豊富な経験からシワやタルミの原因や修正すべきポイントを正確に判断し計算されつくした精密なデザインを治療前に施し、迷うことなくリズミカルに治療を行います。
全ての患者様にご満足頂くため、また安全性を重視し、FDA(アメリカの厚労省)の厳しい審査をへて認可された高いリフト効果と肌の若返り効果の高い糸を厳選して使用しております。
先にご説明したように、糸のフェイスリフトの効果は「直接効果」と「修復効果」の2つの作用によって得られますが、「スレッドスーチャー・リフト」の場合、「修復効果」が「1次的修復効果」と「2次的修復効果」の2つの修復効果で、肌の張りや弾力性がさらにUPします。
これまでの糸の効果持続期間は半年~1年でしたが、当院で採用する最新の糸は従来比3倍、約2年の長い期間、お肌が引き締まり張りや弾力がアップします。
SMAS筋膜が緩むとタルミは進行し、それに伴い皮膚自体も伸ばしてしまいます。
糸のフェイスリフト「スレッドスーチャー・リフト」を受けられた後は、SMAS筋膜が強力にサポートされてますので、効果が得られている期間は重力によって生じるタルミの進行にブレーキをかけシワ・タルミの症状を予防しています。
5年後、10年後、20年後の状態をよりよくするために、定期的な反復治療をお勧め致します。
「スレッドスーチャー・リフト」は主に、以下に紹介するリフト術を併用して(もしくは単一で)行います。
患者様の症状やご希望などを踏まえ、患者様に最も適した効果的な方法をご案内します。
細く溶けるタイプの糸。細いため適応範囲は広く、真皮層直下への挿入も可能なため、肌にダイレクトに働きかけ弾力のあるふっくら肌を治療直後から実感できます。
細くても素材に改良がなされ、十分な牽引力も併せ持ちますので、程よいリフトアップ効果を得られます。
従来の糸より吸収スピードが3倍遅く、強度も1.5倍。
より長く、より多くのコラーゲン生成と強力なリフトアップが特徴です。
強力なリフトアップに加えて、もっちり肌も長期に持続する、現在最強の糸リフトです。
頬やほうれい線のタルミが強い方には「Vスレッドリフト」が効果的です。
Vスレッドリフトはより太く強い構造の糸です。タルミとは逆の方向にVの字(2方向)に引き上げます。
例えると「中指と人さし指で引き上げる」効果です。
治療のイメージは目安となりますので、下記でご紹介している糸の種類や本数、デザインなどは症状によって異なる場合があります。
患者様一人一人の症状に合わせて、長澤院長が最適な治療方法をご案内します。
年齢を重ねるほどに顔の脂肪は減少していきます。
さらに皮膚からは弾力性が失われ、余った皮膚が垂れ下がりはじめます。これがたるみの原因となります。
お顔の額や眉間など、表情によってできた、いわば「皮膚の溝」ともいうべきシワにはヒアルロン酸やボトックスなど注入治療が効果的ですが、頬やハの字のシワ、目の下、首筋など、タルミ、肌のハリに起因するシワには効果がありません。
こういった、たるみやシワを切らずに施術・改善するリフトアップ効果が 「切らないフェイスリフト」です。
現在では溶ける糸でのリフトアップが口コミでも、アップ効果が高いと有名になってきました。
当院における糸のリフトの施術は、糸のリフト専用に開発された突起などが付いた特殊な医療用の糸を、皮膚の内側(真皮層や皮下組織など)に、挿入することでフェイスリフト効果を発揮します。
糸そのものの牽引作用によるリフトアップ効果(直接効果)と、糸の挿入の刺激によって損傷を受けた皮膚内側の組織が修復する際に起こる皮膚の弾力アップや引き締まり効果(修復効果)の2つの相乗効果で、お顔の肌のシワやたるみを改善・治療します。
糸のリフト・切らないフェイスリフトにおける種類や効果など、たるみ治療のお悩みについては、是非当院に安心してお任せ下さい。