
体重も体型も若いころとあまり変化していないのに、「フェイスラインがぼやけてきた」「顔が大きくなった気がする」という方は、加齢によるたるみが考えられます。
たるみの治療や予防には、化粧品や美容クリニックでの施術だけでなく、表情筋のトレーニングも効果的です。
たるみを改善するためのトレーニングやエクササイズは、筋肉を鍛えて肌の弾力を向上させることを目指します。
そもそも表情筋とは、目・鼻・口を動かす筋肉の総称で、その名の通り様々な表情を作ってくれる筋肉のことです。
そして、なんと顔には30種類以上もの表情筋があるというから驚きですよね。
表情筋は身体の筋肉と同様、加齢とともに衰えていくため、使わないでいるとどんどん表情筋が衰え、たるみの症状が出てきます。
30種類すべての表情筋を覚えたり鍛えたりすることは難しいので、特に意識して使うべき、鍛えるべき筋肉の部位とその役割、衰えるとどんな影響が出るのか、そして予防改善のトレーニングをご紹介しましょう。

頭皮から顔、首まで一枚の皮で繋がっているので、頭皮のケアは顔のたるみに直結します。
頭皮のコリや筋肉をほぐすリンパケアを行うことで、顔全体ががリフトアップします。
髪の毛が生えているところ全体を、気持ちいいくらいの圧でもみほぐしてみましょう。
頭皮も顔の皮膚と同じくデリケートなので優しく扱いましょう。
こめかみあたりの側頭筋をほぐすと頬が引き上がるので、たるみやほうれい線に効果的です。
握りこぶしを作り、指の第二関節をあてゆするようにほぐします。
①前頭部をほぐす
②生え際をほぐす
③こめかみをほぐす
④えりあしをほぐす
⑤前頭部~首の付け根まで上から下に流す
入浴時や寝る前などリラックスできるタイミングで習慣化してみましょう。
一日の疲れをほぐす・労わる気持ちでゆっくり優しく行ってみてください。
入浴剤やアロマ、ヘアオイルなどお気に入りの香りに囲まれて行うのもおすすめです。

年齢を重ねると出てくる目元のクマは、目周りの血流が悪くなっていることが原因であることが多いです。
目元の血の流れを良くするには、眼輪筋のトレーニングが効果的です。
眼輪筋は、目の周りにある「眼筋」や「眼球筋」などの筋肉の総称で、眼球の運動や位置調整をしています。
眼輪筋を鍛えると目周りの血流が良くなり、目元が明るくなる・ぱっちりした目になる・クマ予防などの効果が期待できます。
①上から黒目をぐるぐると360度見るように目を回す
②大げさにまばたき(大きく見開く→ぎゅっと閉じる)
①②をゆっくりと大きく3セット
眼輪筋は小さく繊細な筋肉なので、無理に力を入れてトレーニングすると眼や皮膚などに負担をかけてしまいます。
筋肉を無理に収縮させるのではなく、ゆっくりと適度な力加減で行いましょう。

顔のリフトアップに最もおすすめなのは、口周りの口輪筋を鍛えることです。
口輪筋を鍛えるとすると頬やあごの筋肉と相乗効果があり、口周りだけでなく全体のリフトアップに繋がります。
口輪筋は、口の周りに広がっている筋肉で、この部位を鍛えることで表情の改善・顔全体のリフトアップに効果があります。
①唇をすぼめてゆっくりと前方に突き出し、5秒キープ
②ゆっくりと自然な表情に戻す
③唇を歯で巻き込み、口角を横に引いて5秒キープ
※口角を横に引きすぎると首に力が入ってしまうので、唇をもみほぐすイメージで
④ゆっくりと自然な表情に戻す
①~④を3セット
最初は鏡を見ながら、ゆっくりと丁寧に行うことがポイントです。
無理に過度なトレーニングを行わないように注意し、キープ時間をしっかり守り、確実に動かすことを意識して行ってみてください。

あご下の筋肉が衰えると、太ってないのにダイエットしてるのに二重あごという悩みが出てきます。
あご下は、顔全体のたるみや太った印象を与えてしまいます。
あご下が引き締まると、顔全体のたるみやフェイスラインにも効果的なので、特におすすめです。
空き時間やスキンケア時などスキマ時間に取り入れやすいものばかりですので、ぜひ実践してみてくださいね。
顎舌骨筋は、舌からあごにかけてついている筋肉です。
顎舌骨筋を鍛えることで二重あごを解消でき、滑舌も良くなります。
①背筋を伸ばしてゆっくりと天井を仰ぐ
②舌を垂直にゆっくりと出す
③そのまま5秒キープ
④上を向いたまま舌をゆっくり引っ込める
⑤ゆっくりと自然な状態に戻す
①~⑤を3セット
※舌を垂直に出した時に、下唇にもたれないように気をつけましょう。
スマホの普及や猫背などで二重あごに悩む人が急増しています。
太っていないのに二重あご、ダイエットしてもあごだけは痩せないという方は、顎の筋肉が衰えている可能性が高いです。
トレーニングだけでなく、スマホを見るときに俯いて見続けない、姿勢を正すなどもたるみ予防に繋がるので心掛けてみましょう。

食事の際、片側ばかりで噛んでいると使わない方の筋肉が衰え、たるみやすくなってしまいます。
左右バランスよく噛んで食べるのもトレーニングの一つです。
意識して左右交互に噛むようにしましょう。
また、近年の食事はやわらかいものが多く、咀嚼回数の減少が問題となっています。
食材を少し大きめに切ったり、噛み応えのある食材を使用したりと、咀嚼も意識して食材選びや料理をしてみてくださいね。

表情筋トレーニングの重要性をおわかりいただけたでしょうか?
表情筋トレーニングにもっと興味が沸いた、他のトレーニングにチャレンジしたいという方には、おすすめの書籍をご紹介いたします。
「たるみが消える顔筋リフト 宝田流表情筋トレーニング」
こちらの書籍は、表情筋のトレーニングを自宅でも本格的に行いたいという方におすすめの1冊になります。
著者の宝田恭子氏による、歯科医師の経験を活かした表情筋トレーニングをイラストとともにご紹介しています。
映像でも確認できるので、文面だけではわかりにくいところも確認でき、一人でも正しいトレーニングを実践することが可能になっています。
実際に、宝田氏自身の患者さんにトレーニングをしてもたったところ、その即効性からトレーニングの研究に至りました。
たった5分でたるみが解消される表情筋トレーニングをぜひ自宅で試してみてはいかがでしょうか。
たるみの改善や予防には、表情筋のトレーニングやエクササイズが効果的です。
表情筋には30種類以上もあり、その中でも特に衰えると年齢が出やすくなる表情筋をご紹介しました。
上記の表情筋が衰えると、たるみやシワができやすくなり、老け顔の原因となってしまいます。
そのため、定期的に行うことが肝心です。
しかし、過度な負荷や無理な動きは逆効果となる可能性があるため、「やりすぎず、適度に、無理なく続けること」が大切です。
また、すぐに効果が見られるわけではないということは頭に入れておきましょう。
スキンケアのついでや湯舟に浸かっている間など、行うタイミングや時間を決めて毎日の習慣として取り入れてみると良いですね。
自分に合ったトレーニング方法を見つけるために、美容専門家やトレーナーのアドバイスを受けることもおすすめですよ。
ぜひ自分に合ったトレーニング法を見つけてコツコツ続けてみてください。