「若い頃に比べて肌のハリが無くなった」
「ほうれい線が出てきた」
「フェイスラインがぼやけている」
20代後半~30代、40代になってくると、このような悩みを持ち始めた方も多いのではないでしょうか。
たるみは一般的に、面積が広い箇所やシワができやすい箇所、もともと皮下脂肪が少ない箇所がたるみやすいといわれています。
具体的には、額・目元・頬・口元に現れることが多いです。
特に、頬のたるみは「ゴルゴ線」、口元のたるみは「ほうれい線」と呼ばれ、たるみ悩みの多くを占めています。
少しでも気になったら、化粧品やクリニックなどでできるだけ早めのケアや治療をするのが肝心です。
以下にて、化粧品から医療施術まで様々なたるみ治療をご紹介していきますので、たるみが最近気になるという方はぜひチェックしてみましょう。
たるみを改善するための化粧品には、肌のハリや弾力を向上させる成分を含んでいることが一般的です。
化粧品の効果には個人差があることを念頭に置き、状態によっては専門家の指導を受けることが大切になります。
以下にて、たるみの改善に効果的な化粧品成分をいくつか紹介しますので、化粧品選びの際に参考にしてみてください。
ヒアルロン酸 |
ヒアルロン酸は肌の保湿力を高め、ハリや弾力を向上させる効果があります。 化粧水や美容液などに含まれていることが多いです。 |
コラーゲン |
コラーゲンは肌のタンパク質の主要成分であり、肌の弾力やハリを保つために重要です。 コラーゲンを含む製品は、たるみの改善に役立ちます。 |
エラスチン |
エラスチンは肌の弾力を保つための成分で、肌の伸縮性を高める効果があります。 肌のたるみを改善するための製品に含まれることがあります。 |
ビタミンC |
ビタミンCはコラーゲン生成を促進し、肌のハリや明るさを向上させる効果があります。 また、抗酸化作用も持ち、紫外線からのダメージを軽減する助けにもなります。 |
ペプチド |
ペプチドは肌のタンパク質をサポートし、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する効果があります。 近年たるみ改善に注目されている成分です。 |
レチノイド (レチノール) |
レチノイドはビタミンA誘導体であり、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲン生成をサポートする効果があります。 ただし、使用初期には、赤みや皮むけ、乾燥などの症状が出るので、敏感肌の人には注意が必要です。 また使用時には紫外線対策をする必要があります。 |
これらの成分は一般的にたるみ改善のために利用されるものですが、効果は個人差があるため、自身の肌に合った製品を選ぶことが重要です。
また、化粧品だけでなく、適切なスキンケアや健康的な生活習慣もたるみ改善に重要です。
食生活や睡眠時間、運動なども見直すようにしてみてください。
たるみを今すぐ治療したい、セルフケアには限界を感じているという方は、美容クリニックでの施術を検討してみてください。
たるみに効果的な施術には以下のような種類があります。
糸を皮膚に挿入してたるみを引き上げる治療です。
糸には、トゲのようなものがついており、皮下組織にひっかかることでお顔をリフトアップされることができます。
施術直後から改善が見られ、特に頬やフェイスラインのたるみやもたつき、ほうれい線やマリオネットラインといったシワの原因となっているたるみを根本的に改善させることができます。
また、時間が経つと体内に吸収される特殊な糸を使用して切らずにリフトアップするためダウンタイムが少ない上、即効性があり、近年非常に人気のたるみ治療です。
使用する糸にもいくつか種類があるので、医師と相談して適切な糸を決めるようにしましょう。
高密度焦点式超音波を用いた治療で、真皮層・脂肪層・筋膜といった肌の複数の層に対して、熱エネルギーを与えて皮膚を再生させ、たるみの改善と肌の若さを取り戻す治療です。
切らないたるみ治療と呼ばれ、ダウンタイムもありません。
人によっては、赤みの症状が出たり、施術中に骨に響くような痛みが感じられたりする場合があります。
また、3か月をピークに徐々に効果が感じられるので即効性重視の方には向いていません。
痛みや皮膚が弱い方は医師に相談しましょう。
ヒアルロン酸を注入して、肌にハリを与える治療になります。
即効性があり、ダウンタイムもないので、初めての方にもおすすめです。
しかし、時間とともに自然に吸収されてしまうので、維持したい方は定期的に治療を受ける必要があります。
ボツリヌス・トキシンを注入して、表情筋の動きを抑えることでたるみを改善する治療です。
ボトックスは筋肉の動きを抑制することで、主にシワ治療に使われますが、たるみ治療にも使用されることがあります。
ダウンタイムはないですが、効果が感じられるまで時間がかかる点がネックになります。また、劇的な変化ではなく自然な変化を望む方に向いているでしょう。
レーザー治療は、高周波・超音波のレーザーの光熱作用によってコラーゲンの生成を促進し、たるみやシワの改善ができる施術です。
異なるタイプのレーザー治療があるので、皮膚の状態やたるみの軽度に合わせて適切なものを選択されます。
たるみ以外にも、美肌効果や肌質改善などマルチな効果もあります。
レーザーの種類や人によって痛みや赤みが出ることもありますので、カウンセリングで相談しておきましょう。
外科的手術によって脂肪を除去する治療法です。
加齢や体重増加によって顔についた脂肪でたるみが出てしまっている方に向けた施術になります。
ダウンタイムやリスクが伴うので、重度のたるみや長期的な効果を期待したい方でなければあまりおすすめされないでしょう。
たるみの治療法は、部位や症状に合わせて異なります。
症状・ダウンタイム・予算・好みなどに合わせて、一人一人に適した治療法を提案することが重要です。
また、治療法によって痛みが伴う場合があります。
局所麻酔や笑気麻酔などで対応できるかなども医師に相談するようにしましょう。
年齢を重ねるにつれて気になってくる、たるみ。
特に、頬のゴルゴ線や口元のほうれい線に悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
たるみの原因としては、加齢による女性ホルモンの減少や筋肉の衰え、紫外線や乾燥、無理なダイエットなどが考えられます。
日々の化粧品によるケアでもたるみの予防・改善は可能ですが、できてしまったたるみを早く・確実に改善したいという方は、美容クリニックでの施術がおすすめでしょう。
美容クリニックで受けられるたるみ治療は種類が豊富な上、効果が高く、HIFU(ハイフ)やヒアルロン酸注射など、気軽に受けられる施術も近年増えてきています。
美容クリニックでたるみ治療を受ける際には、気になる箇所や肌に合った施術法を選ぶのが大切です。
初めての方は、必ず複数の美容クリニックのカウンセリングを受け、ドクターとの相性や通いやすさなども併せて比較し、検討みてくださいね。